BOOKS WANDERVOGEL

bookwangel.exblog.jp
ブログトップ
2013年 08月 19日

「ペーパーボーイ 真夏の引力(2012)リー・ダニエルズ」

b0145178_0343133.jpg
アメリカ南部、フロリダ。1969年夏。ジト~とした気だるい暑さが全身を覆う。黒人差別は色濃く残り、未だやや『マンディンゴ』(75リチャード・フライシャー)状態な地域での気色悪い人間模様・・・う~ん、こういうの大好き!ジャンル分けすれば若者のひと夏の経験モノ、通過儀礼モノと言えようがその儀礼の内容が半端ない!夏の海のクラゲに刺されて死に掛けたり、惚れた色情狂の40女に○○されたり、ワニの解体ショーを目の前で繰り広げられゲロ吐いたり、兄貴が○○である事を最悪な状況で知ったり、色惚けの父親はイケ好かないババアと再婚すると言い出して形見である母親の指輪を勝手にババアにあげちゃったり、惚れた40女はヤバそうな変態野郎と結婚して沼地へ越しちゃうし、挙句の果てには死体を乗せたボートで川下り(ここ凄い!極め付けの狂気的ショット!)・・・ってどんだけ悲惨なひと夏だよ!・・・もうまともな人生歩めないよ!まあ40女に1回やらせて貰ったからいいか。安い化粧で40女をエロエロに演じるN・キッドマン、刑務所の面会所で彼女とエアセックスしてズボンに染みつけるJ・キューザック、モーテルで血塗れ尻丸出しで卒倒、その後アイパッチの新聞記者M・マコノヘー、グンゼのパンツ一丁で終始ウロウロしまくるZ・エフロン。みんな狂っててみんないい。実際にその場面で背景に流れていた、と言う感じでかかる当時の流行歌(なのかな)が全て心に響く。ラストクレジットもカッコイイ!間違いなく2013年のベストスリーに食い込む逸品である。
[PR]

by bookswandervogel | 2013-08-19 00:35


<< 『その青の、その先の、』      「2013年8月1日~10日に... >>