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2009年 06月 19日

「美しいこと」

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赤木さんは「美しいってなんだろう?」と ずっと ずーっと考えている。
物を作り出す人は常にそこに行き当たる。晴れることのない問いなのだろう。

『僕は、人が何かを作り出すときの苦しみが好きです。迷ってる姿がいいなと思います。美しいものを作りたいなと思いますが、美しいものは、ただ美しいだけのものではありませんよね。

書にしろ、文章にしろ、器にしろ、彫刻にしろ、人間が手にかけるものはすべからく、その人の持っている醜さや嫌らしさまでも現れてきます。ただそれだけで終わるなら、それは取るに足らないつまらないものですし、やっていることは排泄行為と同じです。』

この一人の「作る人」は、自分と同じ「作る人」を各地に訪ね、話を聞き 物を見、さらに自問自答する。
時に青臭い言葉を吐き 時に親しい人にも否定され 時に涙をぽとりと落として。

ある人は言う。「美しいものとは、その人の内側にある精神がきちんと現れたものです。」
赤木さんの修行僧のような旅は、まだまだ続くんだろうな。
今だ思春期の青年のような 透明な美しさを引き連れて。
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by bookswandervogel | 2009-06-19 01:07


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