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2009年 07月 24日

「宵山万華鏡」

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宵山 祇園祭 金魚 夏簾 駒形提灯 露店に浴衣・・・・そんなキーワードひとつひとつを思い浮かべても、なんだかうっとりする京都の夏の一夜のお話。

表紙のイメージそのままの絢爛とした世界。
華やかさの裏にはちょっとした闇が潜む。スピード感溢れるドタバタ劇の裏側は、ゆらりとした空気を孕んだ妖しい世界。
表と裏は背中合わせにくっついて、めくるたび現るお話は違う世界の様でいて数珠つなぎ。

構成の巧さに舌を巻きます。まるで宵山見物をしてきたかのような、人込みの多さに疲れたけど楽しかったね、みたいな心地良い疲労感が読んだ後に残る。
この夏、どこにも行けない人に贈る めくるめくきらきらまわる万華鏡。森見登美彦の京都へおこしやす。
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by bookswandervogel | 2009-07-24 23:47


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