BOOKS WANDERVOGEL

bookwangel.exblog.jp
ブログトップ
2009年 11月 28日

「正弦曲線」

b0145178_03853100.jpg
ライチの一枝が箔押しされた箱に入った薄い本。
彼の柔らかくて軽やかな文体がよく似合っている。
堀江さんの本は装丁がうつくしく、本てこういう楽しみがあったんだーと毎度思い出させてくれる。
装丁のみならず、紙の質感や使われるフォント、行間などの配置の仕方が私にはとてもツボなのだ。

穏やかな口調で日常の断片を綴った連作散文集。
「あぁ、そういえばね」と思い出した本の一節や なんてこともないような話を、独特の視点で 選び抜いた言葉で表現している。
短い章のタイトルを挙げると、「昼のパジャマ」「センター・フライって、なんですか?」「ぼんやりとは聞けない」「存在のもろさ」「野帳友の会」・・・ なんともくすぐられる入り口ばかり。

さて今回は年上の知人に 読み終わったから、とこの本をプレゼントしていただきました。
女性に人気の作家だけれど、年上の男性が通勤電車で堀江さんの本を開いてたりしたら ぐっとくるなぁ。
[PR]

by bookswandervogel | 2009-11-28 01:25


<< 「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」      「ガラスの街」 >>