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2010年 01月 16日

「スコーレNo.4」

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少女から次第に大人になってゆく成長を綴った物語。スコーレとはスクールの語源となったギリシャ語で、4つに分かれた章が 1、2、3..と段階を踏んで進んでゆく。

主人公の麻子はとても地味な女の子。自由奔放で器量良しで綺麗な妹に比べて「私には何もない」と傷み悩みつつも、誠実に生きようと物事に体当たりに向き合う。

派手なことひとつもない麻子の日常(No.3の就職一年目の話は特にリアルに地味!)だけれど、その時その瞬間の麻子の心の動きや揺れを丁寧に描いていて瑞々しく、飽きさせない。
どんな人にも物語はあり、何かに秀でてなくとも出会いもロマンチックもあり、端っこに位置するように見える存在でも実は誰もが世界の中心に居るのだと思い出させてくれる一冊。
全国の地味系女子に捧ぐ!
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by bookswandervogel | 2010-01-16 01:22


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